悪食への誘い

同人の世界には
「自分の萌えは誰かの萎え」
という格言が存在するそうですね。
蓼食う虫も好き好きといいますから、至極当然と思われます。
わたしは、雑食でも固定CPでもないです。
美味しいと思ったら美味しい。美味しかったらなんでも食べる。
でも、固定でらぶいちゃみたいなのは読めますが、それだけじゃ刺激が足りない体質みたいです。
好きなキャラが出ていないと読まないので、本当の雑食でもないと思う。
かといって、好きな作者さんがジャンル移られたら、原作知らなくても追いかけていって読みますから、やっぱり雑食なのかな？

基本的に、好きなキャラ中心に人間関係がドロドロしている方が萌える。
初めて手に取った☆矢同人誌からして、ミロカミュ＋カミュ氷河＋ミロ氷河のすごいドロドロのシベリアどんぶりでした。
☆矢で同人を始めたのも、２００６年頃、
「昔、☆矢の同人誌買って、すごい良かったな～～また読みたいな～～」（既にずっと前に手放していました）
と思って、「聖闘士星矢　同人」でぐぐったのがきっかけ。
残念ながら、わたしの求めていたリアタイ作家さんの該当同人誌は見つかりませんでしたが（わたしが買った当時から古本だったし）、その当時は同人サイト隆盛期で、onlineで読める読める～～～（パライソ☆）
という感じで、同人サイトを読み始め、文庫版星矢を買い、自分でも書き始め…
書いたものがすごく溜まってきたので、１年くらいしてから自分でもサイトを始めました。

元々腐っていたけれども、同人活動ほぼ０のままいきなり書き手になったので、やっぱり、自分の嗜好というか、CP傾向とか話の作り方とか、一般的な傾向と違う…ちょっと浮いてるな～～と思うことも多々あり。
あ、でも、当時交流のあった方も一応いて、皆さんわりと（作品傾向が）ぶっ飛んだ方でした。お一人は主婦の方で、やっぱりネット同人のみの方。
ネット同人ってどうしても同人全体やジャンル全体の傾向が掴めないので、逆手にとって好き勝手出来がちなのかな？？わたしはその方の書いたもの面白くて好きでしたし、大いに結構って思いますけど、まあ、ぶっちゃけ「わたし的にはアリだけど、ちょっと悪食」と思ってはいました。でも、わたし的には美味しかったんですよ。本当。

自分が悪食だって、その当時から薄ぼんやりと思ってはいたのかなあ。
でも、自分の傾向とか振り返ることもなく、本当に書きたいことどんどん書いてたから、別に気にしていなかった。
off会とか絵茶で、冷たい視線あびたりはあったかもしれませんね。
でも、その当時はリバ押しが特殊とかも思ってなかったです。蟹山羊にも、（蟹）山羊蟹にも個人的にお会いした方が居ましたが、直に会ってCPの話を…というよりも、普通に食事したりだったので、特にCPで揉めることもなく。。
射手山羊でも蟹山羊でも、カノミロでも、自分で書いているCPの作品はどの方のも読んでましたし、好きでした。
自分で書かないCPでも、好きなキャラが出ているものは大体読んでいて（例えばアフロ受け）、作家さんによってはすごく好きで、それでそのCP書きたいな～～と思うこともあり。実際書くこともあり、書かないこともあり。

６年ぶりに出戻ったらツイプロフに傾向がこまごま書いてあって戸惑いました。
地雷って何？？って。

わたしのサイトって、本当、地雷原みたいなところだったのね。
よく４年近くも運営していたものだ。

今まで来て頂いて、読んで頂いた方に今更ながらすごく感謝しています。

ある特定のCPが好きな方にとっては、すごくつらい想いをさせてしまったかもしれないのに、ありがとうございました。

はぁ、、、（溜息）

でも、わたしは特殊な嗜好を持った人間ですが、一応、字書きなので、自分で書きたいものが書ければ幸せな人間です。
マイノリティであることは本人的にもつらいことではありますが、書くことそのものは喜びですし、作品を誰かに読んで頂けるというのは嬉しい。。
難しいですが、自分の性質は変えられないので、これからも悪食でやっていこうと思います。

ここまで読んでくださってありがとうございました。