[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
シュラカミュ、ちゃんとしたものは最近書いてないんですが、5月終わり〜6月の初めの喘息のひどい頃に書いた厨二病丸出しなTwitter SSSに多少シュラカミュがありますので、UPしておきます。
繰り返します。厨二病丸出しです。
ご注意ください。
お品書きにLINKも貼っておきますね。
※Twitterに流したときと少し変えたので、140字じゃないのもあります※
山羊水瓶:「何がいけなかったんだろう?」今更考えてみても、答は見つからない。行き場のない躰の熱を持て余すよりも、身を任せた方が良い。抱かれるほど、冷めていく感情、熱くなる心。永遠の輪の中を廻るように、その黒い瞳がわたしを映す日を待っている。それが譬え、わたしの死の瞬間であっても。
山羊水瓶:太宰治作「かすかな声」 より「信じるより他はないと思う。私は、馬鹿正直に信じる。」 :さうはつきりと云ひ給ふた君に、さうかと頷いて紅き瞳を眺める。君はきつと其の瞳でいつも前を見てゐる。何を信じて、さうしてゐられると訊けば迷ふことなく「我れ也」と答へるだらう君よ。
山羊水瓶:夏目漱石作「夢十夜」より「こんな夢を見た」:あなたと二人でシベリアの雪原を彷徨ってゐました。あなたは平気な顔をしてゐたけれど、わたしは寒かつた。たはむれに、此処で死んでしまつたらどう為ると訊けば、あなたは莫迦なとわたしを抱き、笑ひました。哀しく懐かしい夢でした。
山羊水瓶:中原中也作「(辛いこつた、辛いこつた!)」より「花に嘘などつけはしないんだ。」:「何を見てゐるの?」と君が訊いた。好きだと云へばきつと首を傾げるのに綺麗だと云へば突つぱねることはない。目の醒るやうな紅を纏ふ、此の花に嘘などつけはしない。
山羊水瓶:太宰治作「十二月八日」より「今日の日記は特別に、ていねいに書いて置きましょう。」: 今日のあの人は、特別に可愛かつたのです。特に、彼の尿道が。あのやうに敏感な者をわたしは他に知りませぬ。彼の喘ぎは珠玉のやう。ずつと憶えて居たいから、こうして書いておきましょう。
3分@山羊水瓶:達った後にカミュに云われた。「後三分だけ、わたしのなかにいて」思わず、紅い瞳を見る。此処は教皇宮の図書室。誰が来るかも分からない。「カミュ?」「後、三分だけ…」濡れたくちびるに強請られて、接吻けを墜とす。服の中に手を入れて、腰を弄った。三分。「シュラ、もう戻ろう」